メール

検閲者(モデレータ)の設定

初期設定ではリスト所有者がリストモデレータも兼任しますが、投稿メッセージを承認/却下するモ
デレータの任務を別の人に委任することもできます。これはリスト所有者が、休暇中または病気
で欠勤中の短期的な措置として特に便利です。

 

1.コントロールパネルにログイン後、 画面上部の「ホスティング」タブを選択します。

2.次ページにて「メールアドレス」アイコンをクリックします。

3.次ページにて「メールリスト」アイコンをクリックします。

4.設定を行ないたい対象のメーリングリストを選択します。

5.「モデレータ」タブを選択し、「新しいモデレータを追加する」を選択します。

6.次ページにて希望の検閲者(モデレータ)のメールアドレスを追加してください。

 

〔モデレータリストのダウンロードについて〕

現在の所有者のリストを、表計算アプリケーションを使用して、より詳しく分析するのに適
した文書形式でコンピュータにダウンロードすることができます。

用途に応じた[Mailman]の設定 『コミュニケーションボード』編

メーリングリスト[Mailman]を、グループ内連絡用途に利用する際の設定について説明します。

具体的な設定方法は、すでにふれていますので、本項では「各項目の設定値のみ」を紹介します。

<コミュニケーションボード向け設定の概要>

社内連絡やサークル活動の連絡網に活用する場合、会員は内的なメンバーに限定されます。

概要としてはおおよそ以下のような設定が望まれます。

内的な設定 会員が違いに自由に記事投稿が可能な様、自由度や利便性を優先した設定にする。
外的な設定 グループ内の連絡が誤って外部に漏れない様、セキュリティを重視した設定にする。

 

1. メーリングリストの全体的な性格

 

【 関連する設定項目 】
メーリングリスト[Mailman]の初期設定1 『メーリングリストの全体的な性格』

■公表されるこのリストの名称

設定変更不要です。

■リスト管理者のメールアドレス

「システム管理者のメールアドレス」を設定します。

● Mailmanの制御や設定に関連する通知が配信されます。

■リスト司会者のメールアドレス

「グループ責任者のメールアドレス」を設定します。

● 投稿記事の承認通知や、会員登録通知が配信されます。

■メーリングリストの内容を表す語句

グループやプロジェクト、サークルの名称などを設定します。

設定例: 
Mailman運営委員会

■このメーリングリストの紹介文

グループの活動内容や、このリストの運営ルールなどをまとめた文章を掲載します。

● この文章はそのまま総合案内のページに掲載されます。

設定例:
このメーリングリストは[Mailman]の機能をより快適に運用するための技術情報交換のために用意されたリストです。
基本的に記事投稿は自由ですが、[Mailman]運用に無関係の投稿はしないようにしてください。

■件名の先頭に付ける語句

リストの主旨などを端的にまとめた語句を設定します。

● この語句はリストから配信されたメールの件名の頭にそのまま明記されます。

設定例: 
[Mailaman運用委員会からのメール]

2. ヘッダの書き換え

■メールの送信者を隠して、リストアドレスに置き換える

いいえ

● 会員はグループメンバーに限定されているので、送信者を隠す必要はありません。

■もし、Reply-To:ヘッダがメールに付けられていたら、それを取り除きますか?

はい

● グループ内の連絡網では、情報を会員が共有する方が好ましいため、個人アドレスへの返信先を取り除きます。

■投稿された記事の返信先を選んでください

このリスト

● 返信を行なうことで、そのままリストへの再投稿が行なわれます。

■別のReply-To:アドレス

未記入にします。

3. 親子リストの設定

この項目はリストの規模や必要性に応じ設定を行ってください。
このリストを単体で運用する場合には、設定の必要はありません。

4. 通知の設定

■毎月パスワード備忘通知を送りますか?

はい

● パスワード備忘通知が不要な場合は「いいえ」でも問題ありません。

※「備忘通知」の機能はPHP4で使用するバージョンのmailmanでは動作いたしません。PHP5でのみご利用いただけます。

■新入会員に送るメールの冒頭に挿入する文章

グループの活動内容や、このリストの運営ルールなどをまとめた文章を掲載します。

設定例:
このメーリングリストは[Mailman]の機能をより快適に運用するための技術情報交換のために用意されたリストです。
基本的に記事投稿は自由ですが、[Mailman]運用に無関係の投稿はしないようにしてください。

■新入会員に歓迎メールを出しますか?

はい

● 個人用の管理画面のアドレスなどが明記されているので配信する設定にします。

■リスト退会者に送信する文章

退会者に向けたメール文章を掲載します(必要に応じ)。

設定例:
お疲れさまでした。そしてありがとう。
あなたの積極的な意見がなければ、「Mailman」はその有益な機能を発揮することはできなかったでしょう。
「Mailman運営委員会」は再びあなたが参加することを心待ちにしています。

● 必須ではありませんので、必要に応じ設定してください。

■退会する会員にお別れのメールを出しますか?

はい(必要に応じ)

● 必須ではありませんので、必要に応じ設定してください。

■新しい申請が来たら、1日1回まとめて知らせるだけでなく、すぐに管理者に知らせますか?

はい

■入会/退会の結果を管理者に知らせますか?

はい

■投稿が承認のため保留されたら投稿者にメールしますか?

はい

● メールが配信されずに保留されている状態を投稿者がシステムの不具合と誤認しないよう、投稿が保留されている旨を通知しておいた方がよいでしょう。

5. その他の設定

■すべての投稿を緊急保留にします

いいえ

● グループ責任者が会員の投稿を全て検閲したい際には、「はい」に設定をしておくという選択もあります。

■新入会員のデフォルト設定値

・全員アドレスを隠します: チェックしない
・投稿に対する確認通知を送ります: チェックする
・会員からの投稿は本人には送りません: チェックしない
・リスト会員に重複するメールを送りません: チェックする

■管理コマンドが含まれているメールの配送を保留しますか?

いいえ

● 管理コマンドが含まれているメールは保留せずにリアルタイムで配信した方がよいでしょう。

■投稿メール本文の最大サイズ(KB)

必要に応じた上限設定が肝要です。

● コミュニケーションボード用途での「無制限」設定は容量超過の要因ですので、推奨できません。

■メールの送信に使うホスト名(ドメイン名)

設定変更不要です。

■このメーリングリストからのメールに RFC 2369 ヘッダ (List-*) を付けますか?

はい

■投稿記事に List-Post: ヘッダを必要としますか?

はい

 

6. 入会規則を設定する

【 関連する設定項目 】
メーリングリスト[Mailman]の初期設定2 『会員の登録準備』

■このマシンでどんなリストがあるか聞かれた時に広告しますか?

いいえ or はい

● 必ずしも「いいえ」である必要はありません。比較的オープンな運用であれば「はい」でも問題ありません。

■入会にはどのような手順が必要ですか?

確認 or 承認 or 確認+承認

● 管理者の手間やリストの性質を考慮の上、任意で決定してください。

■退会申請には, リスト司会者の承認が必要ですか?

いいえ or はい

● 管理者の手間やリストの性質を考慮の上、任意で決定してください。

■このメーリングリストへの入会を拒否するアドレスのリスト

この機能を利用する場合には、対象としたいメールアドレスを改行区切りで入力します。

■会員名簿を閲覧できる人は?

誰でも or リスト会員

● 「コミュニケーションボード」の場合、会員の登録状況は互いに確認をできた方が便利です。

■会員のアドレスを表示するときに、 すぐ電子メールのアドレスであることがわからないように表示しますか?

いいえ

● 「コミュニケーションボード」の場合、会員の登録状況は互いに確認をできた方が便利です。

 

7. 会員リストを設定する

【 関連する設定項目 】
メーリングリスト[Mailman]の初期設定4 『登録済み会員の管理』

 

制限 チェックしない
退会 チェックしない
隠れ会員 チェックしない
配送停止 チェックしない
受領 チェックする
控え無 チェックする
ダブり無し チェックする
まとめ読み チェックしない
平文 チェックする
言語 日本語

 

以上で『コミュニケーションボード』向けのメーリングリスト[Mailman]の設定は完了となります。

 

社内での同報メール配信

メーリングリスト機能を使って、社員専用のメール連絡網を作ることができます。

社内の同報メール配信のイメージは以下のようになります。

社内同報メールの場合、社員(=“リスト参加者”)同士の情報公開は容認してよい反面、外部(=社外)に情報が漏れないよう留意する必要があります。社員が登録しているメールアドレスその他の情報を誤って外部に公開することがない設定にする必要があります。

また、関係ない社外の誰かがリストに参加したり、勝手に社員がリストから脱退したりといったことがないように、リストへの参加や脱退はリスト管理者の権限に委ねた方がよいでしょう。

具体的な設定例がこちらにあります。設定各項目の詳細共々参考にしてください。

 


用途に応じた[Mailman]の設定 『メールマガジン』編

メーリングリスト[Mailman]を、メールマガジン用途に利用する際の設定について説明します。

具体的な設定方法は、すでにふれていますので、本項では「各項目の設定値のみ」を紹介します。

■ メールマガジン向け設定の概要

メールマガジンの配信に活用する場合、会員は不特定多数の購読者となります。また、管理者からの一方的な配信のみに限定され、会員からの投稿は受け付けません。

概要としてはおおよそ以下のような設定が望まれます。

内的な設定 メールマガジンの購読者(会員)が記事投稿できない様、制限する必要があります。
外的な設定 会員の情報が誤って外部に漏れない様、セキュリティを重視した設定にします。

1. メーリングリストの全体的な性格

【 関連する設定項目 】
メーリングリスト[Mailman]の初期設定1 『メーリングリストの全体的な性格』

■公表されるこのリストの名称

設定変更不要です。

■リスト管理者のメールアドレス

「システム管理者のメールアドレス」を設定します。

● Mailmanの制御や設定に関連する通知が配信されます。

■リスト司会者のメールアドレス

「グループ責任者のメールアドレス」を設定します。

● 投稿記事の承認通知や、会員登録通知が配信されます。

■メーリングリストの内容を表す語句

商品やマガジンの名称などを設定します。

設定例: 耳より新製品情報

■このメーリングリストの紹介文

未記入にします。

● メールマガジン用途では、総合案内のページを会員に公開しないので設定不要です。

■件名の先頭に付ける語句

マガジンや商品の紹介などを端的にまとめた語句を設定します。

● この語句はリストから配信されたメールの件名の頭にそのまま明記されます。

設定例: [耳より情報メール]

2. ヘッダの書き換え

■メールの送信者を隠して、リストアドレスに置き換える

はい

● 万一会員から投稿されてしまった場合、他の会員にアドレスが公開されないよう、リストアドレスに置き換えします。

■もし、Reply-To:ヘッダがメールに付けられていたら、それを取り除きますか?

はい

● 万一会員から投稿されてしまった場合、返信作業によって会員のアドレスが取得されないよう、取り除きます。

■投稿された記事の返信先を選んでください

別のアドレス

● リストへの投稿ができない様、返信先には別のアドレスを指定します。

■別のReply-To:アドレス

商品やマガジンの問い合わせ先アドレスを設定します。

 

3. 親子リストの設定

この項目はリストの規模や必要性に応じ設定を行ってください。

このリストを単体で運用する場合には、設定の必要はありません。

 

4. 通知の設定

■毎月パスワード備忘通知を送りますか?

いいえ

● メールマガジンの購読者(会員)にはパスワードを渡さないので、備忘通知は送付しません。

■新入会員に送るメールの冒頭に挿入する文章

未記入にします。

● メールマガジンの購読者(会員)には歓迎メールを送付しないので記入は不要です。

■新入会員に歓迎メールを出しますか?

いいえ

● 管理画面のアドレスなどが明記されているので、セキュリティ上、歓迎メールは送付しません。

■リスト退会者に送信する文章

退会者に向けたメール文章を掲載します(必要に応じ)。

設定例:
耳より情報のご購読頂き、誠に有難う御座いました。
これからもよりよいサービスを提供できます様、スタッフ一同つとめて参ります。
またのご購読、心よりお待ちしております。

● 必須ではありませんので、必要に応じ設定してください。

■退会する会員にお別れのメールを出しますか?

はい(必要に応じ)

● 必須ではありませんので、必要に応じ設定してください。

■新しい申請が来たら、1日1回まとめて知らせるだけでなく、すぐに管理者に知らせますか?

はい

■入会/退会の結果を管理者に知らせますか?

はい

■投稿が承認のため保留されたら投稿者にメールしますか?

いいえ

● メールマガジンの購読者(会員)が投稿を行なうことは前提としていないので、リアクションはしない方がよいでしょう。

 

5. その他の設定

■すべての投稿を緊急保留にします

はい

● メールマガジンの購読者(会員)が万一投稿を行なった場合も、管理者側で削除ができるよう、全ての投稿は保留しておく必要があります。

■新入会員のデフォルト設定値

・全員アドレスを隠します: チェックする
・投稿に対する確認通知を送ります: チェックしない
・会員からの投稿は本人には送りません: チェックする
・リスト会員に重複するメールを送りません: チェックする

■管理コマンドが含まれているメールの配送を保留しますか?

はい

● メールマガジン用途では、全ての投稿は管理者が検閲を行なうことが肝要です。

■投稿メール本文の最大サイズ(KB)

必要に応じた上限設定が肝要です。

● 送付するマガジンの容量に応じ、適切な上限を設定することをお勧めします。

■メールの送信に使うホスト名(ドメイン名)

設定変更不要です。

■このメーリングリストからのメールに RFC 2369 ヘッダ (List-*) を付けますか?

いいえ

● メールマガジンの配信が、メーリングリストを利用しているものであることを秘匿できます。

■投稿記事に List-Post: ヘッダを必要としますか?

はい

● メールマガジン用途では、List-Post:ヘッダは不要です。


6. 入会規則を設定する

【 関連する設定項目 】
メーリングリスト[Mailman]の初期設定2 『会員の登録準備』

■このマシンでどんなリストがあるか聞かれた時に広告しますか?

いいえ

● 「メールマガジン」用途の場合、閲覧可能な情報は最低限のものに設定しておく必要があります。

■入会にはどのような手順が必要ですか?

承認

● 「メールマガジン」用途では、管理者が会員(購読者)を登録するので、確認作業は不要です。

■退会申請には, リスト司会者の承認が必要ですか?

いいえ

● 「メールマガジン」用途では、退会も管理者が行ないます。「いいえ」であれば一度の処理で退会手続が完了します。

■このメーリングリストへの入会を拒否するアドレスのリスト

この機能を利用する場合には、対象としたいメールアドレスを改行区切りで入力します。

■会員名簿を閲覧できる人は?

リスト管理者のみ

● 「メールマガジン」用途の場合、閲覧可能な情報は最低限のものに設定しておく必要があります。

■会員のアドレスを表示するときに, すぐ電子メールのアドレスであることがわからないように表示しますか?

はい

● 「メールマガジン」用途の場合、閲覧可能な情報は最低限のものに設定しておく必要があります。

 

7. 会員リストを設定する

【 関連する設定項目 】
メーリングリスト[Mailman]の初期設定4 『登録済み会員の管理』

 

制限 チェックする
退会 チェックしない
隠れ会員 チェックする
配送停止 チェックしない
受領 チェックしない
控え無 チェックする
ダブり無し チェックする
まとめ読み チェックしない
平文 チェックする
言語 日本語

 

以上で『メールマガジン』向けのメーリングリスト[Mailman]の設定は完了となります。

 

設定例~.サークルなどの会員参加型コミュニケーションボード

〔リスト作成の目的〕

社内外問わず、自由に参加出来るリストを作成し、一般ユーザにも提供する。

・リストへの参加・退会は、自由に行えて、参加依頼のメールは、メンバー全員に配信される。

・リストの紹介や参加者一覧も、自由に参照出来る。

・リストへの投稿も自由に行える。

 

「設定内容」

Get アクセス : 「オープン」 設定する理由:部外者にも、どのようなやり取りが行われているか参照できる。

Index アクセス :「オープン」 設定する理由:同上

Infoアクセス:「オープン」 設定する理由:同上

Which アクセス「リスト」 設定する理由:参加者には他の参加者一覧を提供出来るようにする。

Who アクセス「リスト」 設定する理由:同上

 

※「restrict_post」ファイルのご利用はできません。

詳しくはこちらをご覧ください。